現地のホントに知りたい情報集
作成 学生団体GEO 代表 新村拓也2.現地編 第1部
空港から宿舎への移動
- タクシー
- 浦東空港から市内中心部迄は約200元。白タクの勧誘があるが絶対乗らない。所定料金の5倍以上を払った日本人も多数います。車体色がエンジ色・紺色及び赤色のタクシーには絶対乗らない。意図的に大回りされ、所定料金の2倍を払った日本人も無数います。
- 車体色が水色・白色・金色・緑色のタクシーを選べば安定。
- リニアモーターカー
- チケットを見せれば龍陽路駅迄40元。浦東空港着ならば、折角なので「世界で唯一の商業リニアモーターカー」に乗ってみましょう。龍陽路駅からはタクシー或いは地下鉄で乗り換え可能。
- リムジンバス
- 浦東空港から市内中心部迄は約20元。70分位かかるが、座れば意外と快適です。
- 地下鉄
- 浦東空港から市内中心部迄は約5元。90分以上かかるが、朝夕の通勤ラッシュ時間帯以外ならば、以外と快適で、交通渋滞も無いので安定です。
治安
- 上海は中国で最も治安の良い街の1つです。夜中に酔っ払って一人で歩いていても一般市民に見える服装であれば、特に危険はありません。スーツにネクタイ等の格好の場合、外国人を狙う呼び込みや詐欺師等に付きまとわれる可能性もあります。 有る意味東京の一部の地域(新宿、等)の方がより危険かも(笑)。
- 上海は世界最大の日本人居住(海外)都市です。 上海に日本人が家族単位でも住みやすい5つの理由は;治安が良い、物価が日本より安い、食べ物が選べる、四季がある、仕事のチャンスが多い、という感じです。
3つの危険
上海にも3つの危険な事があります。
- 生水を飲む
- これは日本以外の海外全てに共通しますが、水道水は絶対飲まない事。
- 繁華街での盗難
- 南京東路歩行街、豫園、准海路ショッピング街、等の人混みの中でバックの引ったくりや財布のスリは存在しますので、注意しましょう。
- 青信号で横断歩道を渡る
- これが最も多発する危険です。上海の交通では車・バイク・自転車・歩行者の順に優先されますので、歩行者は車が通るまで待ちます。日本人が「青信号なので自分が優先と勘違いして横断歩道をグイグイ渡って行く」と右左折の車が突っ込んできてニアミスが多発します。
- 私の知人に、実際に自転車やバイクにぶつけられた人もいます。左右の車に十分気をつけてわたりましょう。 尚、中国人は赤信号でも車が無ければ横断歩道を渡ります。この場合は左右に細心の注意を払っているので、有る意味「横断歩道は赤信号で渡る方が安全」と言えるでしょう(笑)。
携帯電話
携帯電話が高度に普及した上海には固定電話の公衆電話ボック等は殆ど整備されていないので、日常生活の利便性を含め携帯電話はMUSTです。
- 日本の携帯電話端末を使用
- 日本のメーカーの携帯電話端末も「SIMロックを外す」事により中国を含む海外のSIMカードが使用可能です。この方法は日本のプロバイダーは公式には認めていません。
しかし、上海の専門業者(主に上海駅南口の「不夜城」という携帯専門ビルに出店)に依頼すれば5分程度10〜20元で処置が可能。
- 携帯電話端末(200〜5000元)を買い直し不要。
- スマホでは無い場合、中国語入力不可(日本語入力のみ)
- 中国の携帯電話端末を使用:
中国で販売されている欧米韓のメーカーの端末を購入(200〜5000元)。
- 中国語入力可
- スマホでは無い場合、日本語入力不可
SIMカード
3社のプロバイダから選びます。
- 中国移動(TDS-CDMA規格 & GSM規格に対応)。最大手、日本で言えばDocomoのような会社。
- 日本のスマホ(WCDMA規格)も2G(GSM)で接続可能。 上海以外の僻地でのカバーエリアは広い。
- 3G(TDS-CDMA規格)では日本のスマホ(WCDMA規格)を接続不可。
- 中国聯通(WCDMA規格& GSM規格に対応)。2番手、日本で言えばSoftBankのような会社。
- 日本のスマホ(WCDMA規格)も2G(GSM)及び3G(WCDMA)で接続可能。
- 上海以外の僻地でのカバーエリアは一部狭い。
- 中国電信(CDMA2000規格& GSM規格に対応)。最後発、日本で言えばauのような会社。
- 日本のスマホ(WCDMA規格)も2G(GSM)で接続可能。
- 3G(CDMA2000の本規格)では日本のスマホ(CDMA2000の準規格)を接続不可。上海以外の僻地でのカバーエリアは一部狭い。
銀聯カード
上海では旅行者でもパスポートを提示するだけで、簡単に銀行口座を開く事ができます。この時もらえる各銀行のキャッシュカードに「銀聯カード」機能が付いていて、デビットカードにもなっていてるので、市内の色々な店で使えます。
これを活用すると、小銭を持ち歩かなくても、飲食・買い物が可能です。また、Webで買い物をする事もできます。
中国の4大銀行(日本で言えば都市銀行)には「中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行」があります。外国人に馴染みの深い中国銀行は元々外貨専門の銀行(日本で言えば昔のBank of Tokyoのようなもの)なので、4つの内では規模は最小です。
全て国営企業なのでサービスの内容はどこも50歩100歩です。自分の生活圏(アパート、学校、ショッピング、娯楽、等)に最も支店やATMが多い銀行を選べばOKです。